Macストレージ用語集。
ディスク容量にまつわる用語を、わかりやすい言葉で解説します。
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- APFS(Apple File System)
現在のMacの起動ディスクで使われているSSD向けのファイルシステム。コピーオンライト、クローン、スナップショット、空き領域の共有に対応しています。
APFSは2017年のmacOS High SierraでMacの起動ディスクのHFS+に代わり、macOS Mojave以降はすべての起動ディスクで使われています。古いブロックを上書きせず、変更を新しいブロックに書き込むため、クローンやスナップショットを瞬時に作成できます。同じデータが、あるツールでは1回、別のツールでは2回数えられることがあるのもこのためです。ターミナルで
diskutil apfs listを実行すると、コンテナ、ボリューム、その役割を確認できます。別名: Apple File System, Appleファイルシステム
関連項目: APFSコンテナ, APFSクローン, APFSスナップショット · 詳しく見る: Macの「システムデータ」とは何?どうすれば減らせる?
- APFSコンテナ
ディスク上のひとつのストレージプール。1つ以上のAPFSボリュームを収め、すべてのボリュームが同じ空き領域を共有します。
従来のパーティションと違い、コンテナ内のボリュームには固定のサイズがありません。それぞれが必要に応じて大きくなったり小さくなったりし、空き領域はコンテナ全体に属します。起動ディスクのボリュームがすべて同じ使用可能容量を表示するのも、VMやPrebootなどの隠しボリュームが使う容量の分だけファイル用の空きが減るのも、このためです。ディスクユーティリティで「表示」>「すべてのデバイスを表示」を選ぶか、
diskutil apfs listを実行するとコンテナを確認できます。別名: APFSパーティション, コンテナディスク
関連項目: APFS(Apple File System), APFSボリュームの役割 · 詳しく見る: Macの「システムデータ」とは何?どうすれば減らせる?
- APFSボリュームの役割
起動コンテナ内の各ボリュームの用途をmacOSに伝えるラベル。System、Data、Preboot、Recovery、VMがあります。
macOS Catalina以降、起動ディスクはmacOSを収める読み出し専用のSystemボリュームと、アプリ、アカウント、ファイルを収めるDataボリュームに分かれています。Finderはこれらをまとめて1つのディスク(通常は「Macintosh HD」)として表示します。Prebootには起動に必要なファイル、RecoveryにはmacOS復旧、VMにはスワップが入っています。
diskutil apfs listで各ボリュームの役割と使用容量を確認できます。ユーザが自分で管理するものが入っているのはDataボリュームだけです。別名: システムボリューム, データボリューム, VMボリューム
関連項目: APFSコンテナ, 署名済みシステムボリューム(SSV), ファームリンク · 詳しく見る: Macの「システムデータ」とは何?どうすれば減らせる?
- APFSクローン
同じAPFSボリューム上で、元のファイルとデータブロックを共有するコピー。編集されるまで、追加の容量はほとんど使いません。
Finderの「複製」コマンドや
cp -cはクローンを作成します。どちらかのコピーが変更されると、APFSは変更されたブロックだけを新しい領域に書き込みます。Finderではクローンもそれぞれ元のファイルサイズで表示されるため、クローンの入ったフォルダは実際の使用量よりずっと大きく見え、クローンを1つ削除してもほとんど、あるいはまったく容量は空きません。クローンは同じボリューム内にしか存在できず、別のディスクにコピーするとすべてのデータがもう一度書き込まれます。別名: クローンファイル, コピーオンライトのコピー
関連項目: APFS(Apple File System), 論理サイズと物理サイズ, ハードリンク · 詳しく見る: Macの重複ファイル:APFSクローンで容量の計算が変わる理由
- APFSスナップショット
ある時点のAPFSボリュームを記録した読み出し専用のイメージ。存在する間は、参照しているブロックが解放されません。
スナップショットの作成は一瞬で終わり、最初は追加の容量を使いません。しかしその後にファイルが変更・削除されると、古いブロックはスナップショットに保持されたままになります。大きなファイルを削除しても、それを保持しているスナップショットが削除されるまで容量が空かないことがあるのはこのためです。macOSはTime Machine、macOSのアップデート、封印されたシステムボリュームからの起動にスナップショットを使います。
diskutil apfs listSnapshots /System/Volumes/Dataで、Dataボリューム上のスナップショットを一覧表示できます。別名: ボリュームスナップショット
関連項目: ローカルスナップショット, パージ可能な領域, 署名済みシステムボリューム(SSV) · 詳しく見る: Time Machineのローカルスナップショットが容量を使っている:その正体と対処法 · 詳しく見る: ファイルを削除したのにMacのストレージが変わらない:原因と対処法
- ローカルスナップショット
Time MachineがMac本体に保存する起動ディスクのAPFSスナップショット。バックアップディスクがなくてもファイルを復元できます。
Time Machineを設定していると、macOSはおよそ1時間ごとにスナップショットを保存して、それぞれを24時間保持します。また、最後に成功したバックアップのスナップショットを、容量が必要になるまで残します。macOSのアップデート前にもスナップショットが保存されます。スナップショットはディスクの空き容量が十分にあるときにだけ保存され、macOSはその容量を使用可能として数え、古くなったときや容量が必要になったときに自動的に削除します。
tmutil listlocalsnapshots /で一覧を表示でき、tmutil deletelocalsnapshots <date>で1つを完全に削除できます。別名: Time Machineのローカルスナップショット, com.apple.TimeMachineスナップショット
関連項目: APFSスナップショット, Time Machine, パージ可能な領域 · 詳しく見る: Time Machineのローカルスナップショットが容量を使っている:その正体と対処法 · 詳しく見る: Macの「パージ可能」な領域とは?Finderとdfの数値が違う理由
- パージ可能な領域
使用中でも、macOSが必要に応じて取り戻せる容量。ローカルスナップショット、一部のキャッシュ、クラウドに保存済みのiCloudファイルなど。
Finderとシステム設定はパージ可能な領域を「使用可能」として数えますが、
dfや多くのツールは「使用済み」として数えます。両者の数値が食い違う主な理由はこれです。アプリやアップデートが容量を必要とすると、macOSは自動的に(多くの場合は少しずつ)これを解放するので、通常は何もする必要はありません。使用可能な容量が十分あるのにインストーラが容量不足を報告する場合は、パージ可能な部分がまだ解放されていない可能性があります。起動ディスクの「情報を見る」で、使用可能な容量のうちどれだけがパージ可能かを確認できます。別名: パージ可能, パージ可能なストレージ, Purgeable
関連項目: ローカルスナップショット, Macストレージを最適化, システムデータ · 詳しく見る: Macの「パージ可能」な領域とは?Finderとdfの数値が違う理由 · 詳しく見る: macOSのアップデートには、どのくらいの空き容量が必要?
- システムデータ
macOSのストレージ設定で、ほかのカテゴリに当てはまらないファイルのカテゴリ。キャッシュ、ログ、スナップショット、スワップなど。
「システム設定」>「一般」>「ストレージ」に表示され、以前のmacOSでは「その他」と呼ばれていました。通常は、キャッシュ、ログ、Time Machineのローカルスナップショット、スワップ、仮想マシンやコンテナのディスクイメージ、アプリのサポートデータ、隠しファイルなどが含まれます。サイズはMacによって大きく異なり、macOSがスナップショットやキャッシュを削除するにつれて自然に小さくなることもよくあります。中身を調べるには、
/System以下を削除するのではなく、~/Libraryを確認し、tmutil listlocalsnapshots /を実行してください。別名: その他, System Data, システムデータのストレージ
関連項目: パージ可能な領域, ローカルスナップショット, スワップ · 詳しく見る: Macの「システムデータ」とは何?どうすれば減らせる?
- 署名済みシステムボリューム(SSV)
macOS Big Sur以降の、macOSを収めた読み出し専用ボリューム。暗号技術で封印され、システムファイルへの変更を検出できます。
Systemボリューム上のすべてのファイルはハッシュのツリーで保護されています。その頂点である「封印(シール)」はAppleが署名し、Macの起動時に検証されます。Macは実際には、このボリュームの封印されたスナップショットから起動しています。アップデートではファイルをその場で書き換えるのではなく、新しいスナップショットを準備して封印します。Systemボリューム上のものは、容量を空けるために削除することはできません。そのサイズ(通常は10GB以上)は、ストレージ設定に「macOS」として表示されます。
別名: 封印されたシステムボリューム, SSV, Signed System Volume
関連項目: APFSボリュームの役割, APFSスナップショット, ファームリンク · 詳しく見る: Macの「システムデータ」とは何?どうすれば減らせる?
- ファームリンク
macOS Catalinaで導入された特殊な双方向リンク。Dataボリューム上のフォルダを、読み出し専用のSystemボリュームの中にあるように見せます。
ファームリンクのおかげで、
/Users、/Applications、/Libraryなどのパスは、実際には/System/Volumes/DataにもマウントされているDataボリューム上にありながら、1つのディスクの一部のように見えます。一覧は/usr/share/firmlinksにあります。ファームリンクを認識せずに/と/System/Volumes/Dataの両方をスキャンするツールは、同じファイルを2回数えてしまうことがあります。別名: firmlink, ファームリンク(firm link)
関連項目: APFSボリュームの役割, シンボリックリンク, 署名済みシステムボリューム(SSV)
- Prebootボリューム
macOS自体が起動する前にMacが必要とするファイル(起動やFileVaultのロック解除のためのデータなど)を収めた隠しAPFSボリューム。
/System/Volumes/Prebootにマウントされ、macOSが完全に管理しています。最近のmacOSでは、個別に署名されたイメージ(cryptex)として提供されるシステムコンポーネントも収めているため、通常は数GB、場合によっては10GBを超え、コンテナ内に複数のmacOSがインストールされているとさらに大きくなります。手動で中身を削除しないでください。Prebootボリュームが損傷すると、Macが起動しなくなることがあります。別名: Preboot
関連項目: APFSボリュームの役割, Recoveryボリューム, システムデータ · 詳しく見る: Macの「システムデータ」とは何?どうすれば減らせる?
- Recoveryボリューム
macOS復旧を収めた隠しAPFSボリューム。macOSの再インストール、Time Machineバックアップからの復元、ディスクの修復に使います。
通常は1〜数GBを使用し、macOSと一緒にアップデートされます。Apple silicon搭載Macでは、別の隠しコンテナにrecoveryOSの予備のコピーも保持しています。容量を空けるために削除することはできず、削除すべきでもありません。macOS復旧で起動するには、Apple silicon搭載Macでは電源ボタンを長押しし、Intel搭載Macでは起動時にCommand+Rを押し続けます。
別名: macOS復旧, recoveryOS
関連項目: APFSボリュームの役割, Prebootボリューム, Time Machine
- スワップ
アプリが搭載メモリ以上を必要とするときに、macOSがメモリの内容を書き出す、補助メモリとしてのディスク領域。
macOSはまずメモリを圧縮し、それでも足りないと、暗号化されたスワップファイルをVMボリューム(最近のバージョンでは
/System/Volumes/VM)に必要に応じて追加していきます。負荷の高い作業中には数GBに達することもあり、再起動すると解放されます。sysctl vm.swapusageで現在の合計を確認できます。スワップファイルを手動で削除してはいけません。別名: スワップファイル, swapfile, 仮想メモリ
関連項目: スリープイメージ, APFSボリュームの役割, システムデータ · 詳しく見る: Macの「システムデータ」とは何?どうすれば減らせる?
- スリープイメージ
Intel搭載Macが、深いスリープやバッテリー切れから復帰できるよう、メモリの内容を保存するファイル。
サイズは搭載メモリの量に連動し、
pmset -gで場所(hibernatefile)と現在のhibernatemodeを確認できます。Apple silicon搭載Macはスリープの仕組みが異なり、通常はスリープイメージがありません。macOS 27はApple silicon搭載Macでのみ動作します。削除しても再作成されます。容量を空けるためにハイバネーションの設定を変更することはおすすめしません。別名: sleepimage, ハイバネーションファイル
関連項目: スワップ, APFSボリュームの役割, システムデータ · 詳しく見る: Macの「システムデータ」とは何?どうすれば減らせる?
- スパースファイル
空の領域がディスクに保存されないファイル。論理サイズが、実際に占める容量よりはるかに大きくなることがあります。
APFSはスパースファイルに対応しており、一度も書き込まれていない領域はブロックを使いません。Docker Desktopの
Docker.rawや多くの仮想マシンのディスクはこの仕組みで、実際の使用量はずっと少ないのに最大サイズを表示することがあります。ls -lh(論理サイズ)とdu -h(割り当てられた容量)を比べてみてください。こうしたファイルはスパース性を保てるツールでコピーしないと、コピーが全サイズを使ってしまうことがあります。別名: 穴のあるファイル, sparse file
関連項目: 論理サイズと物理サイズ, Docker.raw, APFS(Apple File System) · 詳しく見る: Docker Desktopのディスクイメージが巨大に:MacでDocker.rawを縮小する方法
- 論理サイズと物理サイズ
論理サイズはファイルに含まれるバイト数、物理サイズはそのファイルが実際に占めるディスク容量です。
両者が異なるのは、ブロック単位の切り上げ、透過的な圧縮、スパースファイル、クローンのためです。スパースファイルや圧縮されたファイルは論理サイズよりはるかに少ない容量しか使わない一方、数千個の小さなファイルはそれぞれ最低1ブロックを占めます。Finderの「情報を見る」は両方の数値(バイト数とディスク上のサイズ)を表示し、
ls -lは論理サイズを、du -shは割り当てられた容量を表示します。どちらもクローンやハードリンクが共有しているブロックはわからないため、サイズを合計すると、削除で空く容量を過大に見積もることがあります。別名: ディスク上のサイズ, 割り当てサイズ, 見かけのサイズ
関連項目: APFSクローン, スパースファイル, 10進数と2進数の単位(GBとGiB) · 詳しく見る: Macの重複ファイル:APFSクローンで容量の計算が変わる理由
- 10進数と2進数の単位(GBとGiB)
1ギガバイト(GB)は1,000,000,000バイト、1ギビバイト(GiB)は1,073,741,824バイトで、約7%大きくなります。
Mac OS X Snow Leopard(10.6)以降、Finderとシステム設定はドライブメーカーと同じ10進数の単位を使います。そのため1TBのSSD(1,000,000,000,000バイト)は約1TBと表示されますが、これは2進数の単位では約931GiBです。コマンドラインツールの一部は2進数の単位を使います。macOSでは
df -hとdu -hが1,024単位で数え(dfはGiと表記)、df -Hは1,000単位を使います。2つの数値がギガバイトで約7%、テラバイトで約10%違う場合は、単位の違いが原因と考えられます。別名: GBとGiB, ギガバイトとギビバイト, 10進数と2進数
関連項目: 論理サイズと物理サイズ, パージ可能な領域 · 詳しく見る: Macのストレージがいっぱいで遅い?macOSに本当に必要な空き容量
- ハードリンク
同じファイルデータにつけられた別の名前。複数のパスが1つのファイルを指し、容量は1回分しか使いません。
データが解放されるのは最後のリンクが削除されたときだけなので、ハードリンクされたファイルのパスを1つ削除しても容量は空きません。すべてのパスをそのまま合計するツールは、同じデータを何度も数えてしまうことがあります。
ls -lでリンク数を確認でき、stat -f %l <file>でも表示できます。APFSはファイルへのハードリンクに対応していますが、フォルダへのハードリンクには対応していません。pnpmなどのパッケージマネージャは、ファイルのハードリンクを使ってプロジェクト間で依存関係を共有しています。別名: hardlink, ハードリンク(hard link)
関連項目: APFSクローン, シンボリックリンク, node_modules · 詳しく見る: Macの重複ファイル:APFSクローンで容量の計算が変わる理由
- シンボリックリンク
別のパスを指す小さなファイル。開くとリンク先が開きますが、リンク先のデータ自体は持っていません。
ln -sで作成し、ls -lの出力では矢印付きで表示されます。シンボリックリンクを削除してもリンク先はそのまま残り、リンク先を削除するとリンクが壊れます。duはデフォルトではシンボリックリンクをたどらないため、大きなフォルダを別のディスクに移して元の場所にシンボリックリンクを置くのは、データを移動するときのよくある方法です。Finderのエイリアスも似ていますが、移動したリンク先を追跡できる、macOS独自の別の仕組みです。別名: symlink, ソフトリンク
- ゴースト容量
削除されたものの、実行中のアプリやプロセスがまだ開いているファイルが占め続けているディスク容量。
macOSでは、ほかのUnixシステムと同様に、ファイルを削除しても消えるのは名前だけで、データはそのファイルを開いているすべてのプロセスが閉じるまで割り当てられたままです。大きなログや一時ファイルが典型的な例です。そのため、アプリを終了するかMacを再起動するまで空き容量は変わりません。ターミナルで
lsof +L1を実行すると、名前がなくなった開いているファイルを一覧表示できます(ほかのユーザやシステムのプロセスも含めるにはsudoを付けます)。「ゴースト容量」はMoreRoomでの呼び名で、Appleの用語ではありません。別名: 削除済みでも開かれているファイル, 削除したファイルが占める容量
関連項目: APFSスナップショット, ゴミ箱, パージ可能な領域 · 詳しく見る: ファイルを削除したのにMacのストレージが変わらない:原因と対処法
- データレスファイル
名前と情報はMacに残したまま、中身はクラウドサービスに保管され、開いたときにダウンロードされるファイル。
iCloud Driveや、AppleのFile Providerフレームワークを使うクラウドサービス(最近のDropboxやOneDriveなど)はデータレスファイルを使い、Finderではその横に雲のアイコンが表示されます。ローカルの容量はほとんど使いませんが、Finderでは元のサイズのまま表示されます。
ls -l%では%記号が付きます。Finderの「ダウンロードしたものを削除」は、ダウンロード済みのファイルをクラウドから削除せずにデータレスの状態に戻します。別名: クラウドのプレースホルダ, オンライン専用ファイル, ダウンロードを削除したファイル
関連項目: Macストレージを最適化, 論理サイズと物理サイズ · 詳しく見る: iCloud Drive:「ダウンロードしたものを削除」と「削除」は、実際に何をするのか
- Macストレージを最適化
容量が少なくなったとき、iCloudに保存済みのファイルのローカルコピーをmacOSが取り除けるようにする、iCloud Driveの設定。
「システム設定」>[ユーザ名]>「iCloud」の「iCloud Drive」にあります。写真には同じ名前の独自の設定が「写真」>「設定」>「iCloud」にあり、Macには小さいサイズの写真とビデオを保存します。この方法で取り除かれたファイルはデータレスになり、開くと再びダウンロードされます。それらが使う容量はパージ可能として数えられます。「システム設定」>「一般」>「ストレージ」の「ストレージを最適化」とは別のもので、そちらは視聴済みの映画やテレビ番組を削除します。
別名: Optimize Mac Storage, iCloudに保存
関連項目: データレスファイル, パージ可能な領域 · 詳しく見る: iCloud Drive:「ダウンロードしたものを削除」と「削除」は、実際に何をするのか · 詳しく見る: Macの「パージ可能」な領域とは?Finderとdfの数値が違う理由
- キャッシュ
アプリが再ダウンロードや再計算を避けるために保存するデータ。再作成できるので、削除しても通常は安全ですが、効果は一時的です。
ユーザごとのキャッシュは
~/Library/Cachesに、システム全体のキャッシュは/Library/Cachesにあります。開発ツールは~/.npmや~/.cacheなど独自の場所を使います。アプリは必要なものを再作成するため、キャッシュを削除して空く容量は再びいっぱいになるまでの一時的なもので、次回の起動が遅くなることもあります。まずアプリを終了し、アプリ自身のキャッシュ消去機能や公式コマンドを優先してください。/System以下のキャッシュはmacOSに任せましょう。別名: Caches, Library/Caches, キャッシュファイル
関連項目: Application Support, パージ可能な領域, DerivedData · 詳しく見る: Macの空き容量を増やす方法:2026年版完全ガイド
- Application Support
アプリが動作に必要なデータ(データベース、ダウンロードしたコンテンツ、設定、プラグインなど)を保存するフォルダ。
ユーザごとには
~/Library/Application Support、全ユーザ共通では/Library/Application Supportにあります。キャッシュと違って中身は再作成されないことが多く、アプリのフォルダを削除するとデータ、アカウント、オフライン用のライブラリが消えてしまうことがあります。また、アプリをゴミ箱にドラッグしたあとに残りやすい場所でもあるので、使わなくなったアプリのものがないか確認する価値があります。別名: ~/Library/Application Support, アプリケーションサポート
関連項目: キャッシュ, アプリのコンテナ, LaunchAgent · 詳しく見る: Macのアプリを残りのファイルまで完全にアンインストールする方法
- アプリのコンテナ
サンドボックス化されたアプリ(Mac App Storeのアプリなど)が、データ、キャッシュ、設定を保存するユーザライブラリ内の専用フォルダ。
各コンテナは
~/Library/Containers/<bundle identifier>に保存され、ホームフォルダと同じ構成のDataフォルダを持ち、その中に独自のLibrary、Caches、Application Supportがあります。macOS Sonoma以降、アプリがほかのアプリのコンテナ内のデータにアクセスするにはユーザの許可が必要です。コンテナを削除するとアプリがリセットされ、ローカルのデータも消えるので、アンインストールしたアプリのものだけを削除してください。別名: ~/Library/Containers, サンドボックスコンテナ
関連項目: グループコンテナ, Application Support, フルディスクアクセス · 詳しく見る: Macのアプリを残りのファイルまで完全にアンインストールする方法
- グループコンテナ
同じ開発元の複数のアプリや機能拡張が、共通して使うデータを保存する共有フォルダ。
グループコンテナは
~/Library/Group Containersにあり、開発元のチームIDやグループ名が付けられています。たとえばMicrosoft OfficeはUBF8T346G9.Office、メモはgroup.com.apple.notesです。大きなデータベースやキャッシュが入っていることがあり、アプリを削除したあとも残っていることがよくあります。その開発元のアプリがもう1つも使っていない場合にだけ削除してください。別名: ~/Library/Group Containers, App Group
関連項目: アプリのコンテナ, Application Support · 詳しく見る: Macのアプリを残りのファイルまで完全にアンインストールする方法
- LaunchAgent
macOSのサービス管理機構launchdに、ログイン時や決まったスケジュールでプログラムを自動的に起動させる、小さなプロパティリストファイル。
エージェントはログイン中のユーザのために動作し、
~/Library/LaunchAgentsまたは/Library/LaunchAgentsにあります。デーモンはシステム全体で動作し、/Library/LaunchDaemonsにあります。容量はほとんど使いませんが、アンインストールしたアプリが残したものが、アップデータやバックグラウンドタスクを動かし続けることがあります。macOS 13以降では、「システム設定」>「一般」>「ログイン項目」(macOS 15以降は「ログイン項目と機能拡張」)で確認できます。別名: LaunchAgents, LaunchDaemon, LaunchDaemons, 起動エージェント
関連項目: Application Support, フルディスクアクセス · 詳しく見る: Macのアプリを残りのファイルまで完全にアンインストールする方法
- フルディスクアクセス
メール、メッセージ、Safariのデータや、ほかのアプリのコンテナなど、保護された場所をアプリが読み取れるようにするプライバシーの許可。
「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「フルディスクアクセス」で許可します。許可がないと、ディスク分析ツールは一部のフォルダを計測できないため、合計がストレージ設定の表示より少なくなります。信頼できるアプリにだけ許可し、不要になったアプリからは取り消してください。
別名: FDA, Full Disk Access
- ゴミ箱
削除したファイルの一時的な置き場所。ゴミ箱を空にするまで、中の項目はディスク容量を使い続けます。
ゴミ箱の実体は隠しフォルダ
~/.Trashで、ほかのボリュームにはそれぞれ隠しフォルダ.Trashesがあります。「戻す」で項目を元の場所に戻せますが、ゴミ箱を空にすると元に戻せません。ただし、ローカルスナップショットがまだそのファイルを参照していると、容量が戻るまでにしばらくかかることがあります。自動的に空にするには、「Finder」>「設定」>「詳細」の「30日後にゴミ箱から項目を削除」をオンにするか、「システム設定」>「一般」>「ストレージ」の「ゴミ箱を自動的に空にする」をオンにします。別名: ~/.Trash, Trash
関連項目: ゴースト容量, ローカルスナップショット · 詳しく見る: Macの空き容量を増やす方法:2026年版完全ガイド · 詳しく見る: ファイルを削除したのにMacのストレージが変わらない:原因と対処法
- Time Machine
macOSに内蔵されたバックアップ機能。外部ディスクやネットワークボリュームに、Macの毎時・毎日・毎週のバックアップを保存します。
macOS Big Sur以降、新しいバックアップディスクはAPFSでフォーマットされ、各バックアップはバックアップディスク上のスナップショットとして保存されます。Time MachineはMac本体にもローカルスナップショットを保存し、それらはパージ可能な領域として数えられるか、システムデータに表示されます。ターミナルからは
tmutilで操作できます。バックアップディスクからバックアップを削除しても、空くのはバックアップディスクの容量で、Macの容量ではありません。別名: Time Machineバックアップ, tmutil
関連項目: ローカルスナップショット, APFSスナップショット · 詳しく見る: Time Machineのローカルスナップショットが容量を使っている:その正体と対処法
- Spotlightインデックス
Spotlightで瞬時に検索できるよう、macOSがファイル名、メタデータ、内容から作成するデータベース。
起動ディスクでは保護された隠しフォルダ
/System/Volumes/Data/.Spotlight-V100にあり、ほかのボリュームにはそれぞれ独自のインデックスがあります。サイズはインデックスされるファイルの数に応じて大きくなります。mdutil -s /でインデックス作成の状況を確認できます。インデックスが壊れている、または異常に大きいと思われる場合は、sudo mdutil -E /で消去するとmacOSが再作成しますが、数時間かかることもあります。大きなフォルダをシステム設定のSpotlightのプライバシーリストに追加すると、インデックスの対象から外せます。別名: .Spotlight-V100, Spotlightのメタデータ
- DerivedData
Xcodeのビルド成果物、中間ファイル、インデックスを収めたフォルダ。次にプロジェクトをビルドするときに自動的に再作成されます。
~/Library/Developer/Xcode/DerivedDataにあり、プロジェクトごとにサブフォルダがあります。アクティブなプロジェクト1つにつき数GBになることもよくあります。Xcodeを閉じている間なら削除しても安全で、次のビルドはXcodeが再作成する分だけ時間がかかります。現在の場所はXcode > Settings > Locationsで確認できます。別名: XcodeのDerivedData, Derived Data
関連項目: シミュレータランタイム, Device Supportファイル, キャッシュ · 詳しく見る: XcodeのDerivedData、古いシミュレータ、iOS DeviceSupportは削除しても安全?
- シミュレータランタイム
XcodeのSimulatorでそのバージョンのアプリを実行するために必要な、iOS、watchOS、tvOS、visionOSの完全なシステムイメージ。
最近のXcodeはランタイムを別にダウンロードし、ディスクイメージとして保存して、macOSが
/Library/Developer/CoreSimulator/Volumesにマウントします。1つにつき通常は数GBを使います。xcrun simctl runtime listでインストール済みのランタイムを確認でき、xcrun simctl runtime delete <identifier>で完全に削除できます(Xcode > Settings > Components、古いバージョンではPlatformsからも同様に削除できます)。シミュレートされたデバイスとそのデータは~/Library/Developer/CoreSimulator/Devicesに別に保存されており、xcrun simctl delete unavailableでランタイムがなくなったデバイスを削除できます。別名: iOSシミュレータのランタイム, CoreSimulator
関連項目: DerivedData, Device Supportファイル · 詳しく見る: XcodeのDerivedData、古いシミュレータ、iOS DeviceSupportは削除しても安全?
- Device Supportファイル
開発用に接続したiPhone、iPad、Apple Watchなどのデバイスの各OSバージョンから、Xcodeがコピーするデバッグシンボル。
プラットフォームとOSバージョンごとに、
~/Library/Developer/Xcode/iOS DeviceSupportなどのフォルダに保存され、1バージョンあたり通常は数GBを使います。そのバージョンを実行しているデバイスを次に接続すればXcodeがもう一度コピーするので、もうテストしていないバージョンのフォルダは削除してかまいません。シンボルのコピーを待たずに済むよう、デバッグに使っているデバイスに対応するものは残しておきましょう。別名: iOS DeviceSupport, XcodeのDevice Support
関連項目: DerivedData, シミュレータランタイム · 詳しく見る: XcodeのDerivedData、古いシミュレータ、iOS DeviceSupportは削除しても安全?
- node_modules
JavaScriptプロジェクトで、npm、Yarn、pnpm、Bunがそのプロジェクトの依存関係をインストールするフォルダ。
プロジェクトごとに1つあり、数万個の小さなファイルが入っていることもよくあります。
package-lock.jsonなどのロックファイルに、再インストールすべき内容が正確に記録されています。作業していないプロジェクトのnode_modulesは削除しても安全で、npm install(またはnpm ci、yarn、pnpm install、bun install)で元に戻せます。小さなファイルもそれぞれ最低1ブロックを占めるため、ディスク上の使用量はファイルサイズの合計より大きくなることがよくあります。別名: node_modulesフォルダ, npmの依存関係
関連項目: ハードリンク, キャッシュ, 論理サイズと物理サイズ · 詳しく見る: あちこちにあるnode_modules:見つけ方、整理の仕方、元に戻し方
- Docker.raw
Docker Desktop for Macが、すべてのイメージ、コンテナ、ボリューム、ビルドキャッシュを保存する1つのスパースディスクイメージ。
~/Library/Containers/com.docker.docker/Data/vms/0/data/にあり、Finderでは実際の使用量ではなく最大サイズが表示されることがあります。割り当てられた容量はdu -hで確認できます。小さくするには、Dockerの中から不要なものを削除します。たとえばdocker system prune --allを使います(--volumesを付けると、使われていないボリュームとそのデータも削除されます)。通常、Docker Desktopは解放された容量をmacOSに返します。ファイル自体を削除すると、すべてのイメージ、コンテナ、ボリュームが消えます。サイズの上限は、Docker DesktopのSettings > Resourcesで設定します。別名: Docker Desktopのディスクイメージ, Docker.qcow2
関連項目: スパースファイル, 論理サイズと物理サイズ · 詳しく見る: Docker Desktopのディスクイメージが巨大に:MacでDocker.rawを縮小する方法
- モデルの重み
学習済みAIモデルのパラメータを収めた大きなファイル。ローカルAIアプリがダウンロードしてディスクに保存します。
1つのモデルは通常、数GBから数十GBで、GGUF、safetensors、MLXなどの形式があります。よくある保存場所は、Ollamaは
~/.ollama/models、LM Studioは~/.lmstudio/models、Hugging Faceのツールは~/.cache/huggingface/hubです。ツールによってはモデル間でファイルを共有しているため、ollama rm <model>のような各ツール自身の削除方法を優先してください。削除したものは再ダウンロードできます。別名: AIモデル, LLMの重み, GGUF, safetensors
関連項目: キャッシュ, Application Support · 詳しく見る: Ollama、LM Studio、Hugging FaceがMacにモデルを保存する場所と削除方法